このサイトをご覧になっている方の中には、
インプラント治療を迷っている方、あまり良いイメージをお持ちでない方もいらっしゃると思います。
そうした方でも安心いただけるようインプラント治療についてご説明しますので
ぜひ一度このページをご覧ください。
そもそもインプラント治療とは
インプラント治療とは歯を失ってしまった所にチタン製の人工歯根を植え付け、後に人工歯を取り付けることによって、歯が生えてきたように噛むことができる治療法です。
インプラントは、ただ単に欠損部分の機能の回復を図るだけではなく、より健康的で豊かな生活を送りたいという欲求にこたえるために、入れ歯・ブリッジの欠点を解消する治療法として発達してきました。 インプラントは、天然の歯とほとんと変わらない感覚で、食事や会話を楽しむことができます。
従来の治療法について
従来の失った歯の治療では、状態に応じて「ブリッジ」、「部分入れ歯」、「総入れ歯」を作るのが一般的な治療法です。
これらの治療法は、自分の歯と同じ様に食物を噛むことができなかったり、手入れが大変であったり、見た目にも影響が出てしまう問題があります。入れ歯は天然の歯に比べて10%~30%しか噛むことができないといわれています。そのため咀嚼が十分にできないため、食べられるものだけ食べるように食事の嗜好が変化し、必要な栄養がとれなかったり、丸飲みするようになったりと、身体に負担をかけることになります。なにより好きなものを食べられなくなり、つらい思いをする可能性もあります。
インプラント治療のメリット
歯の役割は「噛む」ことだけではありません。自然な笑顔や美しい表情を作ります。
歯は健康と美しさの基本であり、歯を失うと、ライフスタイル、Quality of Lifeに大きく影響してきます。
従来の失った歯の治療では、前述の通りブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯といった方法がありますが、これらの治療法の一番の問題点は、他の歯を削ったり、金具を引っ掛けたりと、他の歯により大きな負担をかける治療法であるということです。むし歯や歯槽膿漏になりやすい環境を作り出し、残っている歯に過大な咬合力が加わることにより、将来さらに多くの歯を失う可能性が高まります。一度歯を失うと、次から次へと歯が失われていく理由はこれです。
インプラントはこうした問題を解決する、他の歯に負担をかけない新しい治療法です。
歯を失って
- よく噛めず、食事が楽しくなくなる
- 人前で自然に笑えない
- 発音しづらく、人と話すのが嫌になる
入れ歯で
- 見た目が気になって笑えない
- うまく噛めず食事が楽しめない
- 他の歯に大きな負担がかかる
ヒナ歯科&ケアクリニックでは、健康で会話や食事を心から楽しめるように質の高い治療を追求しております。噛むことの喜びを、食事がこんなに美味しいことを、是非、その違いを比べてみてください。
インプラントでできること
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MERIT01
自然に噛める喜び
安定した自然な噛み合わせで違和感やずれがありません
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MERIT02
見た目が美しい
自分の歯に近い自然で綺麗な仕上がりになります
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MERIT03
歯を傷つけない
周りの歯を削らないので歯への負担が少なくて済みます
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MERIT04
話しやすい
発音に支障をきたすことなく会話を楽しむことができます
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MERIT05
食事を味わえる
自分の歯と同じ感覚で噛め、味や触感がよくわかります
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MERIT06
長く使える
固定式なので、適切なメンテナンスを行えば長く使えます
インプラントを考えるタイミングは?
- 歯周病やむし歯で歯を失ってしまった方
- 歯根破折または事故により歯を失ってしまった方
- 生まれつき歯が足りない方(先天性欠如歯)
- 入れ歯・義歯で発音や食事に不便を感じている方
- 残っている歯を必要以上に削られたくない方
- 取り外しが嫌いな方、入れ歯の手入れが面倒で困っている方
インプラント治療にもリスクがあります
- 外科手術のため、100%成功するわけではありません
- インプラント周囲炎(歯周炎のような、プラークによる炎症)になることがあります
- 補綴物が欠けたり、脱離することがあります
- 食片圧入(食後に歯と歯の間に生じる圧迫感を伴う痛み)が起こることがあります
インプラント治療が向いていない
ケース
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歯周病など、口腔内が
清潔でない状態歯周病菌がインプラント周囲の粘膜に感染して、インプラント周囲炎のリスクが高まります。歯周病を治療したうえで定期検診とメンテナンスを行う必要があります。
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糖尿病で血糖値が
コントロールされていない状態インプラントが骨とうまく結合しないリスクが高まります。逆に血糖値がコントロールされていれば、インプラント治療の成功率は非糖尿病患者と同等であると臨床研究により報告されています。
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成長期の方
顎骨が成長している途中でインプラント治療を行うと、骨の成長が妨げられてしまいます。個人差はありますが、通常は20歳以降を目安にインプラント治療を行います。
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一般的に外科手術が
できない方妊娠している場合、免疫機能が著しく低下した状態、6か月以内に心筋梗塞の既往がある場合は、一般的に外科的手術ができないため、インプラント治療を行えません。
インプラント治療に際して注意が必要なケース
- 放射線治療、ビスフォスフォネート製剤、癌治療などでの化学療法、抗凝固剤、免疫抑制剤の治療を行なっている(行った)場合、全身状態および治療内容によりインプラント治療ができない場合があります。
- 喫煙されている場合、ニコチンが原因で粘膜の血行が悪くなり免疫機能が低下し、インプラント手術後の治癒が遅れますので、禁煙または節煙することを推奨しています。
- 骨量が不足していると、インプラントがしっかり固定されなかったり、インプラント周囲の骨が吸収される可能性が高まります。骨量が不足している場合は、骨造成治療を併用して手術を行います。
歯が1本欠損している場合はもちろん、全ての歯が欠損している場合もインプラント治療の適応となりますので、個々の症例によって難易度は異なります。
欠損している歯の本数が多い場合や、骨造成治療が必要な場合、全身の健康状態が良くない場合には難易度が高くなります。
治療のメリット・デメリットや患者様のご要望を考慮した上で、インプラント治療を受けるかどうか判断いたします。
当院では、治療のリスクや
デメリットを最小化
するための
取り組みを
行っています。
なぜインプラント治療は高いのか?
左記の図は、インプラント治療費にかかる要素です。
インプラント治療の相場は、30〜50万円です。
安さを売りにされているインプラント治療の場合、模倣品だったりインプラント本体が主流でないものを使っていたりします。
インプラント治療は、咬合、歯周病、全身疾患、欠損歯列など患者様によって個々に異なる病態にあわせて診断・施術する、非常に緻密な治療なので、
- 安全だと認められた装置・器具
- 清潔で最先端の設備・施術環境
- 担当医の高い技術レベル
が重要です。
こうした様々な要素を十分に揃えるため、治療費はどうしても高くなってしまいます。
滅菌や治療の質を担保した技術レベルの高いインプラント治療を安く抑えることはほぼ不可能と考えています。
インプラント治療は、人の体内に入れるものです。安かろう悪かろうで治療して良いものではありません。治療の質、材料の品質などにこだわるべきだと私は思います。設備やインプラント本体は、世界基準で選定し、治療する歯科医師は日々技術研鑽を積むことで、患者様のためになる治療を行います。
治療後メンテナンスの重要性
インプラントは手術したら終わり、ではありません。
インプラントを長期にわたり使用するにはメンテナンスが大変重要です。
清掃方法のチェック
インプラントは骨にインプラント体を埋入して、骨と結合させ機能させます。そのため天然歯に近く快適に噛むことができますが、その周りが常に汚れていますと、インプラント周囲炎が起こって、インプラント周囲の骨が溶けてきて、インプラントが駄目になってしまいます。毎日きちんと歯を磨いているからメンテナンスに行かなくても・・・。と思われるかもしれません。インプラントの被せ物(上部構造)の形態は、清掃しやすい形になっており、天然歯と少し違います。そのため歯間ブラシやデンタルフロスをつかって磨く必要があって、実際に磨けたかどうか、お口の中の状態は経年的に変わってきますので、その時にあった清掃方法の確認のためにメンテナンスは定期的に必要です。
噛み合わせの管理は非常に大きな問題です。歯がすり減ってくる咬耗という現象が噛み合わせに影響するのですが、すべての人に見られます。天然歯、銀歯などの金属の被せ物、セラミックの被せ物は硬さが違うので、天然歯より硬い被せ物がお口に入っていると、天然歯のすり減りと被せ物のすり減りに違いがでて、硬い被せ物が入っている歯に大きな力がかかり、歯にひびがはいったり、割れたり、歯の周囲の骨が溶けたりして駄目にしてしまいます。インプラントの被せ物は金属やセラミックのため、定期的に噛み合わせの確認、調整をしないとインプラントも同様に駄目になってしまいます。天然歯は歯根膜といって、骨と天然歯の間にクッションがあるので、ある程度緩衝作用があるのですが、とくにインプラントの場合は、天然歯と違って、骨に直接インプラントを結合させるので、咬耗によるダメージは大きい傾向にあります。そのため、定期的な噛み合わせのチェックが大事なのです。
まずは無料カウンセリングを
ご利⽤ください
当院では、インプラント治療を始める前に
必ずカウンセリングを⾏っております。
治療するか決めてないけど
とりあえず診てもらいたい、でも構いません。
治療内容にご納得いただいてから
治療を開始します。